加 茂 郷 土 地 改 良 区
加茂郷地域は信濃川右岸の加茂市北西部に位置し、国鉄信越本線並びに下条川、加茂川 に囲まれた受益面積516 ha 、組合員数500名で構成されています。加茂郷土地改 良区では昭和63年度から県営かんがい排水事業を実施しています。
本事業は、農業の基幹である用水のパイプライン化と用水運用の効率化を目的とした水 管理改良施設工による地区内用水の管理の一元化と、老朽化した排水機場の更新及び幹 線排水路の改良を行い地区内の排水改良を目的とした事業です。
用水に関する工事は、平成2年度より着工し平成5年度に完了し、翌年度に水管理施設 が完了し、上位事業である国営信濃川下流土地改良事業による大島頭首工から供給され る用水供給を円滑かつ効率的に地区内に供給しています。
当地区は昭和18年頃の耕地整理事業により造成された20a 区画が大部分であり、用 水供給は40a に1個の給水栓(50mm)により圃場に用水が供給されます。また大 島頭首工の圧送による用水のため地区内に揚水機は必要がなく維持管理が軽減されてい ます。
用水と並び基幹である排水については、老朽化した施設を県営事業により更新がなされ 、平成12年度から共用が開始され地区内の農地や住宅の水害防止に機能を発揮してい ます。現在幹線排水路が施工中ですが、平成15年度にはすべての事業が完了し基幹施 の更新設備による事業効果が発現されます。
更新された加茂郷排水機場
県営事業の事業内容 |
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用 水 |
パイプライン施設 501ha 水管理施設工1.0式 分水工6ヶ所 |
排 水 |
排水機場1ヶ所 横軸斜流ポンプφ1200mm 2台 160kw |
〃 φ1100mm 1台 110kw |
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幹線排水路工事 2140m(鋼矢板護岸) |